園長のことば (令和4年(2022).5月) 

 

 この一か月間、毎日、小中学校、保育所等での感染が報告されています。ポツンと一軒家で生活しているならともかく、他人との接触がある限り、感染ゼロは無理だと思っています。重症化しないことと後遺症が残らないことを祈るばかりです。気になるのが、クラスター感染が発生した場合です。クラスターが発生した当該事業所・小中学校・保育所等は、なぜクラスターが発生したか心当たりがあるのではないかと思います。たとえば、換気が十分でなかったとか、マスク非着用だったとか、手洗いをしていなかった等々、それらをデータベース化できれば、クラスター感染対策に役立てることができるのではないかと思うのですが、市も保健所も忙しくてそこまで手が回らないのでしょう。

 クラスター感染は、ほぼ室内で発生しているように思われますから、換気が大事なのでしょうが、どの程度の換気が必要なのかこれまでわからず、CO2測定器で1000ppmを目安としていました。室内のCO2濃度を700ppm-800ppmに抑えれば、室内での空気感染はほぼ抑えられるという研究がでているということなので、700-800ppmを換気の目安にしたいと思います。ただこれまでの経験からすると、800ppm以下というのはかなり難しい値だということと、800ppm以下を保つことが出来ればマスク着用は必要ないのかあるのかを知りたいところです。

 それと新たに心配しているのが、欧米で10歳未満の子どもに原因不明の肝炎が報告されているというニュースです。国内ですでに一名確認されているそうですから、拡大しないことを願うばかりです。病気や災害から身を守る力を育てる保育・教育が必要な時代だと思います。

 さて、話題を変えます。先週のことです。アリはチョコレートマシュマロとイチゴマシュマロとミルクキャンディーのどれが好きだろうかと、学童さんと観察をしたのですが、寄ってくる気配がありません。2年生が、マシュマロをちぎってチョコとイチゴジャムを見えるようにしました。観察に飽きてそれぞれ違うことをし始めました。すると、電柱の上にとまっていた一羽のカラスが飛んできて、あっという間に、マシュマロもキャンディも食べて飛び去っていきました。カラスって上空からマシュマロやキャンディが食べ物だとなぜわかったのでしょうか。鳥って匂いがわかるのでしょうか。それともいたずらしてやろうと思ったのでしょうか。興味関心が湧いてきますね。

 

 

園長のことば (令和4年(2022).6月) 

 

  残念ながら、5月26日に予定しておりました人形劇観劇が、参加人数が少ないために中止になりました。中止の連絡があった時点では、毎日のように保育所、小学校での感染が伝えられたいへんな状況になりつつあると感じておりましたので、妥当な判断だと思っていたのですが、この数日の感染者の急激な減少はどういうことなのだろうかと戸惑っています。

園児のマスク着用の是非について厚労省が検討しているというニュースが流れていましたが、5月25日付の「保育所等における新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&Aについて(第十五報)」が送られてきました。現在通知に目を通しています。案外量が多く誤読をしないよう丁寧に目を通すはたいへんです。マスク着用の有無については、通知に従い判断していきます。ただ、通知の表現が「一律にマスク着用を求めるものではない」という曖昧な表現ですので、もうしばらく市内の感染動向をみながら、園舎内でのマスク着用をなるべく求めないことにしていきたいと検討しています。ただし、マスクの持参は引き続きお願いすることになると思います。

プールでの水遊びについては、昨年時点でも感染リスクは低いと書かれていましたが、市の方針がプールでの水遊びは中止ということでしたので、それに従いました。今年度も、市の方針がどうなるのか現時点ではわかりませんが、市の方針に従いたいと思います。

 今年度の感染対策として、トイレの照明スイッチを非接触型へ交換することと、桃組と調乳室の水道栓を非接触型自動水道栓に取り換えることと(3.4.5クラスとトイレはすでに自動水道栓)と、深紫外線により空間除菌をおこなう装置をトイレへ設置する計画を立てています。

 園舎内を無菌状態に近づけることが、子どもにとって本当によいことなのかわからないのですが、いろいろな感染症が出てくることを前提としておかなくてはいけないのだろうと思っております。「サル痘」が日本へ入ってこないことを願っています。

 

 

園長のことば (令和4年(2022).7月) 

 

 コロナ感染者数は減少しています。一時は毎日のように小学校と保育所・認定こども園での感染が聞かれました。このまま増加に転ずることが無いことを願っています。ただ、ドイツやフランスでは再度増加傾向にあると先日ニュースで流れていましたから、安心してはいけないのでしょう。

 梅雨が来ないまま、いきなり真夏になってしまったようです。熱中症対策と紫外線対策に気をつけなければいけません。検索して調べてみると、オーストラリアでは、長袖、サングラス、日焼け止め、帽子が必須だそうです。それを「Slip Slop Slap Seek Slide」という合言葉にしているようです。その内容は、

・Slip on a long sleeved shirt.                    (長袖のシャツを着る)

・Slop on some sunblock.                            (日焼け止めを塗る)

・Slap on hat that will shade our neck.              (帽子をかぶる)

・Seek shade.                                                        (日陰を探す)

・Slide on sunglasses.                                          (サングラスをかける)

 以上のように出ていました。

 まだ、日本では、幼少期の紫外線被爆による健康被害対策について、オーストラリアほど深刻には捉えられていないのでしょうが、数年後には、「幼少期の紫外線被爆による健康被害対策」についてという通知が、文科省か厚労省からでるのではないかと思います。

 本園でも、夏場の紫外線対策についてどうすべきか検討しているところです。

 

 

園長のことば (令和4年(2022).8月) 

 

 先月は、コロナ感染者が減少しているのでこのまま増えないことを願っていると書いたのですが、第七波がこれまでにないスピードで拡大しています。日本における先週のコロナ新規感染者は、96万人で世界最多だと速報がでています。第六波が最後で、じわじわと減少していくのだろうという期待は見事に裏切られました。

 小中学校の夏休みを前にした昨日(27日)、ニュースで湯崎知事が、小学校などでの濃厚接触者の特定を行わないと言われていました。これは9月以降のことを言われたのでしょうが、夏休みのない保育所・認定こども園にとっては、「など」のなかには入るのかどうか気になるところです。濃厚接触者の特定を行わないというのもいつからなのか正式な通知を早く出してほしいものです。濃厚接触者の特定を行わないとなると、一層の感染拡大を想定しなければなりません。

 テレビ等で、コロナ感染症はただの風邪だと言われる方がおられる一方で、軽症であっても後遺症が7割以上の人にみられるといった報道も見られます。重症化しなくても後遺症が残るのは勘弁してもらいたいですね。不必要に怖がることもないと思いますが、感染しないに越したことはありません。

 園内でクラスター感染を起こさぬよう考えられる限りの感染対策をしていますが、一番のクラスター対策は、園内へコロナウイルスを持ち込まないことです。そのため、職員も体調がふだんと違う場合は、休むようにしております。どうぞ、お子さんの体調にふだんと違う様子が見られる場合は、お休みくださいますようお願い申し上げます。

 

 さて、8月5日(金)に予定しておりました年長組さんのニューキャッスルホテルでのテーブルマナーについてですが、本日(28日)、市内で644名の新規感染者が確認され感染拡大が続いておりますので、残念ながら不参加を決断いたしました。がっかりする白組さんの顔が浮かび、胸が痛むのですが、園内でナイフとフォークを使った給食にいたします。

 話をかえます。園庭の北側へ雑草が目立つようになりました。手で抜けばよいのですが、熱中症の危険があることと、先生たちの負担軽減のため、一部除草剤を使用していることをお知らせいたします。除草剤の使用については心配される方もおられると思います。使用している除草剤は、酢を原材料としたものですから、散布後、数日は酢の臭いがすこし気になりますが、子どもへの影響を心配されることはありません。

 

 

園長のことば (令和4年(2022).9月) 

 

 お盆明けの18日、19日の両日、福山市の感染者数が1400人を超えた時には、どこまで感染者数が増えるのだろうか、どうなることやらと心配しましたが、徐々に減少しつつあるようです。人の移動と感染数は比例しているのでしょう。多くの人と接触する機会が増えると感染リスクも上がるというごくごく当たり前のことが起きているということなのだと思います。

 

 8月19日付で「学校で児童生徒や教職員の新型コロナウイルス感染が確認された場合の対応ガイドライン」の改定が行われました。学級閉鎖の基準が緩やかになっています。福山市においては、市保育施設課の判断・指示に従うことになっておりますので、市がどのような判断・指示をされるのかまだわかりませんが、コロナ感染が園児・職員に確認されても、学級閉鎖をしないといったことも想定しておかなくてはいけないと思っております。

 

 別のお便りでお願いしましたが、市からの学級閉鎖の有無の連絡は、どうしても遅い時間になりますから、紙でのお便りでは間に合いません。一斉メールも、受信側メールサーバーで迷惑メールとしてはじかれるのか、迷子になっているのか、届いていない等、案外不安定です。そのため、緊急連絡としてLINE公式アカウントを利用することといたしました。登録をお願いします。LINEとLINE公式アカウントは、使い方が違いますので、現在試行錯誤しながらやっております。

 

9月から、小中学校が始まりますが、コロナウイルスは変異する度に感染力が強くなっているようですから、これまで通りの学級閉鎖の基準であれば、学級閉鎖し通しになり、授業どころではなくなるのではないかと思ったりします。

 

 

園長のことば (令和4年(2022).10月) 

 

 暑さ寒さも彼岸までと言われますが、朝夕、急に涼しくなってきました。いつの間にかセミの声も聞こえなくなっています。真夏の暑い盛りには出てこなかった蚊がでてくるようになりました。蚊は真夏にでてくる印象が強いのですが、この何年か夏が暑すぎるためか蚊が出てくる時期が少しずれているように感じます。台風も私が小学生の頃は、7月後半から8月までが台風シーズンだと記憶しているのですが、いつ頃からでしょうか、9月の台風も珍しくなくなりました。

台風14号は、大型で猛烈だと報道されていましたから、台風被害について心配していたのですが、案外この辺りは、風も雨も心配するほどではありませんでした。台風がコロナウイルスを一掃してくれないかなあと思っていたのですが、思うようにはなりませんね。

8月にはどうなることやらと思っておりましたコロナ感染者数も漸減傾向にあります。それで、運動会と遠足を、コロナ以前の形に戻したいと思うのですが、心配性のせいか、決断できませんでした。

 

 さて、この9月をもって10年以上にわたり、本園の幼児教育・保育についてご指導下さいました望月先生が退かれることになりました。この3月に広島大学からも完全に退かれました。体力的に厳しいということなので仕方ありません。ありがたいことに後任として、望月先生同様、幼児教育・保育の現場経験があり、広島大学、広島女学院大学、広島文化学園大学で教鞭をとられてきた?(いる)林先生が、引き継いでご指導くださいます。障がい保育の経験もおありだということですので、学びたいと思っています。「かける言葉のひとつひとつが、子どもの世界を開く」という本園が大切にしている言葉にすくに気付いて下さいました。

 保育・幼児教育は、だれでもできると思われてます。自分はよく分かっていると思っている時点で、落とし穴にはまってしまいます。落とし穴にはまってしまっている保育者は案外多いのではないかと思っています。

 

 

園長のことば (令和4年(2022).11月) 

 

 数年前から園の電話機の調子がよくなく、何度か修理をお願いしてきたのですが、すでに電話機自体が製造中止になっていることもあり、電話機とシステムの入替をすることにしました。半導体不足のため機器が揃わず工事は12月上旬になるだろうということだったのですが、10月25日に入替工事が済みました。これまでと違うのは、職員の個人スマホが子機になるという点です。スマホアプリに登園時ログインし、降園時にログアウトします。ログイン中は子機になるという仕組みです。そのため保育時間中に個人スマホで私用電話をしているように見えることがあるかもしれませんが、違いますのでご了承ください。

 子機で受信した場合、音声が時折、途切れる現象が起こるようです。電話機を入れ替えたのに、音声が途切れることがあるというもの困ったものですが、親機と子機の間はIP接続なので、それが原因なのではないかと推測しています。データ通信量の増加にサーバーの処理が追い付いていないのではないかと思っています。サーバーが増強されれば音声が途切れることもなくなるでしょう。

 

 それにしても技術の進歩は早いものです。それについていけません。電話機本体のマニュアルは、分厚い電話帳一冊分ありますし、子機アプリの操作マニュアルは70ページしかないのですが、専門技術用語が出てくる度に、頭のなかはクエスチョンマークだらけになります。

 つい先日、電子マネーでの支払いをしてみたのですが、何度やってもうまくいきません。私と同世代の店員さんが、首を傾げています。仕方ないので現金で払おうとしたところ、若い店員さんが、画面を明るくすれば大丈夫とスマホの画面を明るくしたところ、無事支払い完了することができました。

同年代の店員さんと思わず目を見合わせてしまいました。互いに時代についていけていないことを感じさせられた瞬間でした。

 

 これから、20年後、30年後の世の中を想像すると、たのしみでありますが、不安でもあります。技術の進歩が生活を物心両面で豊かにしてくれることを期待していますが、個人生活の監視と管理がすすみ、便利な世の中だけれども、精神的には窮屈な世の中になっている気がしなくもありません。

 

 さて、朝夕ずいぶんと冷え込んでくるようになりました。寒くなってくるといろいろなウィルス感染症が増えてくるのかなと心配しています。手洗いの励行と室温・湿度・室内換気を怠らないように

しなければならないと思っています。

 

 

園長のことば (令和4年(2022).12月) 

 

 今シーズン、朝夕は冷え込みますが、日中寒くて震え上がる日はないように思います。まだ、薪ストーブをつかっていません。12月に入れば寒くなり薪ストーブに火を入れなければいけないでしょう。竈(かまど)を知っているといわれる保護者の方はもうおられないのでないかと思います。私の幼少期は、竈(かまど)を使っておられるお宅やお風呂を薪で沸かしていたお宅はまだまだありました。私もお風呂を沸かす手伝いをしていましたので、ゆらめく炎とパチパチと爆ぜる音が、なんとも心地よかったことを覚えています。それもいつのまにか遠い昔の話になりました。時代の移り変わりを感じます。

園児の遊ぶ姿を見ておりますと、遊びの内容も時代や社会の変化を受けていることが分かります。先日、年中さんと年長さんが一緒に、お買い物ごっこをしておりました。その支払い方法が、お金だけではなく、ペイペイでも払えるようになっていたことには驚きました。それも、ペイペイが使えるお店と、使えないお店があるのです。ケーキ屋さんには、ここでは使えないよと断られました。焼き鳥屋さんでは使えるようでしたが、店員さんが自分のお買い物に忙しいようで、お留守でした。ピザ屋さんではペイペイで支払いをしました。

お店で、買い物をしている大人の姿をよく見ているものだと感心いたしました。お買い物ごっことかお店やさんごっこの場合は、数への興味や関心を育てるというねらいが入ってくるのですが、ペイペイで支払いをしていると、数を数えるとか、1円硬貨が10個で10円になるとか5個で5円になるとか知る必要がなくなってしまいますから、良し悪し両面ありますね。

 私は、楽天ペイを使っているのですが、ペイペイの方がきっと利用者が多いのでしょうね。

 さて、この11月、望月先生の後任の林先生による園内勉強会を初めて行いました。幼児保育の基本は、同じなのですが、お二人のそれぞれの個性の違いのようなものを感じることができて、とても新鮮に感じられる勉強会でした。

 

 

園長のことば (令和5年(2023).2月) 

 

 1月24日、25日、26日は10年に一度の最強寒波がくるということで、水道栓の破裂や道路の凍結を心配していました。25日は、東広島市から林先生においでいただいての園内研修の日ですから、山陽自動車道が通行止めになれば研修会は中止です。さいわいすこし雪がちらついた程度で、無事に研修会をおこなうことができました。雪が降らなくて私はほっとしましたが、園児は雪が積もっていれば大喜びしていただろうなあ、どんな遊びをしたのだろうかと思います。

 研修では午前中、先生に指導案と保育を見ていただき、午後、保育の講評をしていただきました。午後、各クラス担任が事務室に入ってきたときのことです。桃組担任が、事務室へ入ってくるなり、「寒い」と肩をすくめたので、温度計を確認すると19度でした。桃組は床暖房とエアコン併用ですから、足元から暖かいのですが、事務室には床暖房はありませんから、寒く感じたのかもしれません。気温10度以下の屋外から入ってくれば室温18度であっても暖かく感じますし、室温23度の部屋から入ってくると寒く感じます。室温ひとつにしても、園児にとって望ましい環境とは、年中一定の室温と湿度に管理されている快適な室内なのかどうか考えてしまいます。

 子ども同士の人間関係にしても、トラブルを通して対人関係を学んでいくという側面がありますから、トラブルを全く起こさせないようにするのが、望ましい環境というわけではありません

 話は変わります。園児を見ておりますと、不思議に思ったことについて、自分の持っている知識のなかで、答えをだそうとします。つい先日、私(園長)の髪の毛が白いのは、頭を洗わないから汚れて白くなったのかと尋ねた子がいると聞いて面白いなあと思いました。日常生活のなかで、ふと疑問を持ち、それに対して一所懸命に考えを巡らせていることがわかります。また別の日、玄関ホールのオルゴールをひさびさに鳴らしたところ、桃組さんが、「先生、でんわ、でんわ、電話が鳴っているよ」と知らせてくれたそうです。自分の持っている知識で周りの出来事を理解しようとしていることがわかります。

 日々の生活のなかで、子どもたちが抱く疑問や、発見した驚き、未知への好奇心といったものを丁寧に拾い上げ、そこから保育を計画する力が保育者にはかかせません。そのためには、保育者に子どもを深く理解する力、幅広い興味や関心、教養、感性が必要になるということと、保育の準備をするための十分な時間と気持ちの上での余裕が必要になりますから、実際のところ、そう簡単にできることではありません。

 4時間保育が基本の幼稚園と、12時間開所の保育園・認定こども園では、保育者の負担感というものが、そもそも違うように思います。保育の現場では、創意工夫して効率よくというのが限界にきているのではないかと感じることがあります。いくらムダを省き能率よくやろうとしても一日24時間が増えるわけではありませんから。それが、昨年立て続けに報道された保育者による不祥事の背景にあるように思えてなりません。

 岸田首相は、「異次元の少子化対策」をしてくださるとのことですが、よい保育のために、職員の配置基準の見直しもお願いしたいところです。

 

 

園長のことば (令和5年(2023).3月) 

 

 3年もの間、黄組、赤組、白組さんには、対人距離が確保できない園舎内活動の際に、マスクをお願いしてきたところですが、2月14日付けで内閣府より「認定こども園におけるマスクの着用の考え方の見直し等について」が出されました。

 3月13日(月)から、マスク着用は求められません。ただし、マスク着用を禁止するものでもありません。マスクについてはそれぞれのご家庭の判断にお任せすることになります。

 長い間、マスク着用についてご協力いただきましたこと、また、体調に少し通常と違う様子が見られる場合も、登園を控えて下さったこと、ありがとうございました。。あちこちの園で園内感染発生を聞くなかで、園内感染を一度も起こすことがなかったのは保護者のみなさまのご理解とご協力の賜物だと感謝申し上げます。

 コロナ感染症に関する登園可否についてですが、市役所へ問い合わせたところ、近いうちにお知らせしますとのことでした。3月中にお知らせできると思います。それまでは、登園の可否についてはこれまで通りですので、引き続きよろしくお願いいたします。

 さて、ようやく梅が咲き始めています。例年なら1月末から咲き始めますから、今年は一か月ほど遅いようです。河津桜も、3月末にならないと咲かないのでしょう。コロナ感染症とは関係なく、春には木々は芽をだし、花を咲かせ、実をつけ、秋には紅葉し落葉します。落葉した木々を見て、「園長先生、木が裸んぼになったねえ」とつぶやいた園児のことを思い出します。

 コロナ禍のなかで変わってしまったのは、人間の生活だけなのかもしれません。考えてみれば、世の中はすべて移ろいゆくもの、変化し続けていくものなのに、コロナ禍前にすべて戻ることをのぞんでいる自分に気付きます。前を向いて進んでいきたいと思います。